インプラント

歯医者さんの用語解説

インプラント

FEBRUARY 1,2016
インプラント
  1. まずインプラントとは誰でもできるわけではありません。しっかりと歯磨きができていること。実はこれが一番重要になります。勘違いをされている方が多いのですが、インプラントは永久ではありませんし、インプラントを入れたらそれでお終いではありません。長く使っていただくためには必ずメンテナンス・検診が必須になります。

    それは何故かと言いますと、インプラントも天然歯と同じで汚れが付くと歯周病になってしまい、抜けてしまいます。それに加え周りの天然歯の噛み合わせが減ったり、動いたりすると噛み合わせが変わって、インプラントの噛み合わせに過度の負担がかかってくることもあります。

    ぜひそれらをふまえた上でインプラントのある生活を実感していただけたらなと願います。

  2. インプラントのできるできないは全身状態や嗜好品にもかかわってきます。糖尿病、高血圧、骨粗しょう症、血管系疾患、タバコなどです。血液サラサラにする薬や骨粗しょう症の薬を飲んでいる方は休薬するか、大きな病院で全身管理をしないといけないことも出てきますし、タバコは歯肉に多大な悪影響を及ぼしますので、インプラントだけでなく歯周病にも影響してきます。

    言い換えれば、インプラント治療はお口のメンテナンスだけでなく身体全体のメンテナンスが大切になってくるということですね。

  3. 骨の状態にもよりますが、通常歯が入るまでの期間は3か月前後となります。それは何の期間かというとチタンでできているインプラントと顎の骨がくっつくための期間になります。その骨が薄かったりあまりない場合には、専門医による骨を増やす治療がかかる場合がございます。インプラントは骨にくっつけてしっかり噛めるようにしますから、骨がないと入れることができません。ただ最近は専門医による骨造成技術が発達していますので、できないケースが減ってきています。ぜひご相談ください。
  4. インプラントの手術は骨が無いなどの場合をのぞき、1~2本であれば1時間弱で終わります。麻酔もしっかり効いてから行いますので痛みもありません。術式は一般的に1回法と2回法がありますが、どちらにも利点欠点があります。比留間歯科医院では1回法の術式を主に行っています。患者様の状態に応じて相談させていただきますので、気になることがありましたらなんでもお聞きください。



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