こんにちは 何年か前に"歯磨きは食後３０分以上経ってからしたほうがいい"なんて情報がメディアを賑わせたことがありました。 これは食後脱灰していた歯は弱い状態なので再石灰化を待ったほうがいいという内容でした。 しかし実験内容が実際のお口の中に即していなかったというのもありますが、前回のブログでも書いたように再石灰化は唾液の力によって数秒という短時間で起こるため、食後すぐでも気にしな...

こんにちは。 今回は唾液のph緩衝作用について。 口の中は常に唾液のphを一定に保とうとする緩衝能(作用)によってph６〜７の中性に維持されています。 phが５以下になると歯の脱灰が始まって虫歯になりやすくなるので、唾液の力がとても重要になってきます。 例えばph３のオレンジジュースを飲むと、お口の中のphは３近くまで下がるのですが、ここで唾液の驚くべき力が発揮されます。 ...

こんにちは 今回は唾液第三弾 唾液を出す器官を唾液腺と言います。 大きいのは３つ顎下腺・耳下腺・舌下腺、これらは飲食による刺激でたくさんの唾液を分泌します。よく言われるように日中にだくさん出て夜間は減少します。加えて安静時の唾液より咀嚼したり舌で触れたときなどの刺激時唾液のほうが色々な作用の効果が高いそうです。 そしてその他にも小唾液腺があり、夜間にも染み出すように出ますか...

こんにちは 今回は唾液第２回、唾液の凄い力について。 残りの１％の成分なんですが、そこには酵素や電解質が含まれています。 それによってたくさんの恩恵を受けています 自浄作用 抗菌作用 ph緩衝作用 再石灰化作用 消化作用 粘膜保護 潤滑作用 溶解・凝縮作用 粘膜修復作用、、、など多くの働きがあることがわかっています。 唾...

こんにちは。 ここから何回か唾液について書こうと思います。 唾液の１日の分泌量ってどれくらいかって考えたことありますか？ 成人で約１０００ml、子ども(５歳児)では５００mlほどだそうです。 そして唾液の９９％は水分で、残りの１％に凄い力があるんです。 それについてはまた明日。   新松戸の歯医者さんより...

こんにちは。 今回は歯の表面に薄っすらある着色について。 頑張って歯磨きしているのにコーヒーやお茶で着色してしまうことに悩まれている方がよくいらっしゃいます。 汚れがあまり付いていないのに色が着いてしまうのは、歯の表面を覆っている唾液からなるタンパク質(ペリクル)が原因なんです。もちろん歯石がついていたらそれはまた別の問題。。。 唾液の質やお口の中の環境によって、着色の仕方...

こんにちは。 今日は前々回の続きで、なぜ唾液を排除しなければについて。 これ何の道具２はこちら 歯の根っこの治療の場合ですが、この場合は接着ではなくて根の中に口腔内細菌が入り込まないようにするため。 根の治療の目的は、神経が収まってたスペースがきれいになったら細菌の繁殖場にならないように埋めることです。 その時に唾液が入ってしまうとスペースが出来てしまいますし、唾液中...

こんにちは。 今日は前回の続き。 前回のはこちら。 何故唾液を排除しなければいけないかについて。 保険の白い詰め物・レジンを詰めるとき唾液が付いてしまうと、しっかり接着しなくなります。 しっかり着かないと経年変化はどうなるか。 ・取れやすくなり、やり直す期間が短くなる。 ・詰め物の辺縁が着色したり虫歯になったりする。 ・汚れが付きやすく、歯肉炎を起こ...

こんにちは。 最近はこまめにブログ更新できていなくてすみません。 今日は写真の口にはめているモノについて。 口を無理やり開けられているようなこの写真。これは私のお口です。 これは虫歯治療や歯の根の治療の際、唾液の付着を防止するための物なんです。 次回なんで防止しなければいけないのかについて書きたいと思います。   新松戸の歯医者さんより &...

こんにちは。 今回は色々なモノのpHと飲み方について。   炭酸飲料は歯を溶かす？①はこちら。   胃液 ・レモン ・◯ーラ pH＝ 2 白ワイン pH＝ 2.30 赤ワイン pH＝ 2.63 食酢 ・栄養ドリンク pH＝ 3 スポーツ飲料 pH＝ 3.5 ビール pH＝ 4 ※4.0～5.0 日本酒 pH＝ 4 ※4.3～4.5 果...